女性親鸞教室聞法会H30.6
6月18日 午後2時 勤行
正信偈同朋奉讃式にてはじまりました。
36名のご参加を頂きました。
講師 大島義男師 本堂広間 2時間の講義を頂きました。
蓮如上人の云われる「五障三從の女人」の意図はどこにあるのか。
例えば不治のガンで助からないと思い知らされた時、人は、だからこそ治りたい、助かりたいとの真の思いが湧き出る。それは、どうしても助かりたいとの思い=「帰命」、どうしても助けたいとの思い=「発願回向」の二種の願心の生まれる機であり善導大師の教えに等しい。どうしても助からないこの身である、ということを教えるのに「五障三從」や「五逆十悪」を使われている。
絶対に助からない私であると思い知る時、初めて阿弥陀に帰命する願心が生まれる。その機に導くための言葉が「五障三從」や「五逆十悪」なのであろう。
絶対に助からない自己(罪悪深重の身)に立てない者には、願心も生まれない、帰命もできないと教える強い表現であり、女性差別の観点から述べられたのではなく、逆に女性の苦難に寄り添う深い思いからのものなのである。(住職聴記)
この講義は、「語意」に関して固定観念(五障三從は差別語でしかない)から離れられないと聞き易いお話ではなかったかもしれません。
しかし、そこをまた聞法の新しい出発点とすることが大切であると住職は考えます。
午後4時過ぎに恩徳讃にて閉会
一年間の親鸞教室開催にあたり、群馬組門徒会員並びに教化委員会の皆さまのご協力ありがとうございました。
組長としてお礼申し上げます。