平成29年度修正会
平成29年修正会
2017-02-21 15:56:34
十二月二十九日、本堂はお正月の荘厳が整いました。中尊前に一対の鏡餅とお屠蘇。
祖師前、御代前、余間にも鏡餠 玄関に門松
一月三日午後二時より修正会
正信偈 念仏讃淘三「弥陀成仏のこのかたは」次第六首
回向 願以此功徳
修正会は、自らの歩むべき道を仏道に照らして確かめる年初のお参りです。
仏様に願望をお頼みするのではなく、つまり、ご利益を求めて御祈願するのではなく、折角の人生を確かに歩んでほしいという仏様の願を受け取るためのものです。
仏様や故人が、後に続く私どもへ託された祈りや教えを聴き開くためのお参りです。
参詣者は仏様の教えを世に伝えるお手伝いをする役を担うので、参詣は仏様を荘厳(お飾り)すると云います。
私どもが仏前の花と同じくご本堂のお飾りとなるとは、仏様に手を合わせる人々がいて初めて仏は仏となれるということなのです。
初めからご本堂に仏ましますのではなく、手を合わせる者の前に、初めて仏ましますことになるのです。
勤行の後、参詣者にお屠蘇がふるまわれます。
正面玄関の花も、お正月に相応しく活けます。