報恩講29年御満座法要12.8
二十四日 御満座法要
二十四日は、朝からお勝手方の始動となりました。
お蔭さまで、今年も綺麗に精進弁当が完成しました。
のっぺ汁 しのだ巻 里芋いんげん焚合せ ごま豆腐
ほうれん草胡麻和え 紅白なます 白菜漬け ゆかりご飯
ご同行の会話も弾みます。遠方からのご参詣ありがとうございます。
お手伝いの皆さま、誠に有難うございました。
ご法話 大島義男先生
何百年も型通り受け継がれてきた勤行が、眼前にある事の尊さを今痛感しています。お寺さんの中でもお勤めが簡略化されつつある現代にあって、他ではなかなか拝読されない「式文」など本元寺様の御満座法要は真宗本来の高らかなお勤めです。八百年の歴史の中にこの様に身を置く時、私一人の人生を越えて阿弥陀のいのちが息づく事が実感されます。阿弥陀のいのちに出遇える場が、この報恩講のご本堂なのです。
伽陀四章(伽陀 副住職)登高座 住職式文拝読 下動画(音声付)
住職装束 本栗皮色裳附 萌黄色八藤金大紋 浅黄色八藤黄大紋差貫
添勤め 文類正信偈 草四句目下 念佛和讃淘五
「三朝浄土の大師等」次第三首 回向 願以此功徳
「御俗姓」拝読 大泉寺副住職 最後まで聴聞される御同行
十一月上旬 ご門徒への案内状の発送
十一月二十二日 本堂掃除とお荘厳の様子
お掛け軸は右余間に 仏花は「御絵伝」を隠さぬように
中尊前は四対の華束を飾り付け 報恩講のみ五色の幕が掛かります
お荘厳完成
中尊前は報恩講のみ五具足 右余間「親鸞聖人御絵伝」掛軸
二十三日 逮夜法要
ご法話 正蓮寺住職 石田豊文師
「お荘厳の意味」 お荘厳はお浄土表わしている。それは毎年脈々と受け継がれ飾られる。変わる事無く営まれるのことの大切さ、そこに身を運べば歴史を築いてきた方々に遇え、自らもそれを担うお役に立っているのである。私達が今仏さまを荘厳(お飾り)しているのだ、との講話を頂きました。
逮夜法要次第
正信偈真四句目下 念佛讃淘五
「五十六億七千万」次第六首 返し五遍 回向 我施彼尊
鐘役 次男 心至(みのり)
お逮夜は五人詰の法要でした。
本年は「御伝鈔」上巻を副住職が拝読しました。
副住装束 萌黄色裳附 浅黄色五条袈裟雲牡丹黄紋 浅黄色紋白大紋切袴