平成30年春彼岸会3.22
三月十八日 彼岸の入りに同朋の会を勤めました
正信偈 三淘「弥陀成仏のこのかたは」次第六首 回向
お文五の五「信心獲得すというは」
感話 藤井氏
先ず、ふるさと酒田市(山形)での生い立ちから今までの人生を、その時代(戦時中)の考証とともに話されました。
次に清沢満之の語「・・・死もまた我らなり」から、生死一体の理「好ましくないことも思いどうりにならぬ身も引き受けて、責任のある人生を歩むことの教え」に感銘されていること語られました。
さらに「前に生まれん者は後を導き、後に生まれん者は前を訪え」(後序)を引かれて、これは単に年長者を敬えとの意ではない。浄土往生の教えの道を先に進まれた方に訪ね、後に続く者にお念佛を伝えよということであると、その深い理解を話されました。
また、聖人は念仏の道を現生正定聚(今生において必ず浄土に生まれる人となること)になることであると教えられていて、浄土往生はあの世の話ではなく、今約束されることであると信心を頂いていると述べられました。
三月のカレンダーの解説を読み合わせは後、座談。
藤井氏の感話を受けて、住職が「信心歓喜」は「梅の花は春の当来を知らせる」と喩えられていると、念仏の当益についてお話いたしました。(徒然に参照)
その後、五時近くまで歓談は続きました。
お中日に倶会一処墓にお参りさせていただきました。
みぞれ交じりの寒さでしたが、すでにほとんどのお墓に仏花が供えられておりました。皆さまご苦労さまでした。