平成29年永代経
平成29年度 永代経法要 5月23・24日
本年も永代経法要が滞りなく勤修されました。
式次第は昨年と同様で、
23日午後、中尊前にて「大無量壽経」読誦、
24日午前、永代経法名前にて「観無量寿経」読誦、
午後、中尊前にて「阿弥陀経」並びに正信偈同朋奉讃式の読誦、となります。
住職装束
23日 紅松皮色裳附(色衣)長春色五条袈裟
24日 黄菊色裳附 擬講五条袈裟 浅黄色黄大紋差貫(袴)
次第詳細及び内容説明は、下記(28年度永代経法要ページ)をご参照ください。
23日午後1時 「大無量壽経」読誦 中尊前法要
24日午前11時 永代経法名前「観無量寿経」読誦と説明(住職)
午後1時 法要前のお待ち受け法話(大島師) 法要の説明(副住職)
法要後ご法話 大島義男師
「薫習(くんじゅう)ということ」
ある経験は次の経験に影響する、次の経験として残ります(親の背をみて子は育つ)。
経験にはいつも繰り返される可能性が残ります(来店した客が去った後には、また来店する可能性が残る)。
現在の経験が未来の可能性として宿されていくのです。
一度切りの人生だが、一回では終わらず、次の代の可能性となり、また縁ある方々に経験の可能性として残っていくのです。
「どうせ死ぬ、たった一回限りの人生」ではありません。
「縁が熟す」時、その人の経験は消えても、周りの方々に経験する種子(しゅうじ)が残されており、我々の中に亡き人の経験が宿され生かされ、伝えられていくのです。
真宗の永代供養とは、亡き人の人生が一回では終わらず、我々がその人から宿された経験をするということで、人生の意味が残り蘇えることをいうのです。
その経験こそが「念仏申す身となる」ことなのではありませんか。(住職聴記)
法要とご法話の後、皆さん笑顔があふれています。
控室の法中も笑顔です(住職が反省せよと声明に注文を付けたにも拘らず)。和気藹々として群馬組はよい雰囲気です。
永代経準備
4月下旬、世話人の方々、ご案内の発送準備、ありがとうございました。
23日
坊守 活込み中(先ずは真の木) 総代さん 打敷きと華束を飾ります
豊岡さん 本堂幕も手慣れたもの お勝手方も始動
祖師前も荘厳されました
法名前も整います
24日
帳場の総代さん お勝手方大忙し
精進弁当完成
豆ご飯、しのだ巻(新じゃが、絹さや添え)、ゴマ豆腐、ほうれん草胡麻和え、紅白なます、漬物、水羊羹。昆布シイタケだし、揚げネギ豆腐の味噌汁。
坊守も割烹着を着替えて、総代さんお勝手方と。
皆さま、本年も誠にありがとうございました。