群馬組門徒会研修 六月

群馬組門徒会研修会(於東本願寺)

本元寺より組長住職、総代松浦氏、世話人渡辺氏が参加し、
総勢12名、6月14~16日(
2泊3日)の日程でした。

 

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白書院前庭 松浦(左)、渡辺(右)両氏と

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 白書院 精進のお斎      食前食後の言葉と

食事後、参拝接待所でご法話聴聞(13時~)。撮影禁止のため写真はありませんが、内容は以下をご参照ください。

「冥福を祈る」ということ

冥は「暗い」の意。死顔を覆う巾の形に拠り、暗い死後の世界を謂う。暗黒の「冥土」に於ける福とは何なのか。亡き人が地獄のような世界にあることを前提とした言葉が「冥福を祈る」であり、聖人の教えには本来ない考えに基づいている。門徒への教えは、弥陀の本願によりお浄土へ迎え摂られると説かれるので、「冥福を祈る」のではなく「弥陀の浄土を祈る」と言うのである。(住職聴記)

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白書院上段の間:折上格天井の説明 大宸殿中庭:地下ホールの円い天井
渉成園(枳殻邸)散策と大谷交流センター展示室拝観の後(写真なし)、宿舎西本願寺聞法会館へ。

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2日目 朝六時 西本願寺晨朝勤行法話参拝 於門前(写真左) 
法話「勤行は讃嘆」 
己の生活を顧みれば、他者を誉めることは僅かで、批判や文句に終始することが多い。だから、聖人や蓮如さんは朝夕の勤行を勧めてくださるのである。一時間の晨朝勤行は、仏様を誉め讃える貴い時間で、私どもの大切なひと時なのである。(住職聴記)
唐門の麒麟(キリンビールで有名)(写真右)

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妙心寺東林院「沙羅の庭」を鑑賞(昼食)
朝に咲き夕に散る儚い沙羅の花は、まさに「平家物語」の趣でした。

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二尊院山内の階段(嵯峨野)
発遣の釈迦及び召喚の弥陀の二尊を本尊とし、善導大師の「二河白道喩」の教えを説きます。「法然上人足曳の御影」を拝し、「七ヶ条制誡」の聖人自署「綽空」も拝見できました。

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3日目 京都御所清涼殿
『親鸞聖人御絵伝』「念仏停止の裁決の場面、仁寿殿」の構図によく似ています。

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左 青蓮院西門

右「明日ありと思う心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」の歌碑
 聖人は、九歳の時、青蓮院で出家しました。

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左 黒谷金戒光明寺山門扁額    右 山門を下より望む
法然上人は黒谷の地に草庵を結ばれたので、黒谷の上人とも云われます。上人は浄土教の教えこそ真実の教え「浄土の真宗」であると此処で説かれたので、扁額には「浄土真宗最初門」とあります。

 

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左 六月定例同朋の会  定例次第にて勤行 

右 群馬組門徒会上山研修に参加された総代松浦氏の報告 

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続いて、上記研修について、引率者の住職が、今回は東本願寺のみならず、西本願寺の教えや法然上人の心をも尋ねる意図で企画した、と説明しました。